店長である石橋は、初めての仕事がサラリーマンでした。
Yシャツやスーツを近くのクリーニングチェーン店に出していました。
理由は、近くて、安くて、早い・・・。
サラリーマンになりたての自分には、その程度でもいいかな?なんて思っていました。
しかし、Yシャツは利用するたびに縮んでいき、3か月するころには自分のものとは思えないほど、小さくなっていました。
スーツもシミが残り、ズボンはラインが2本ついている、ということが、たびたびありました。
次第に、仕上がり日にできていない状態まで・・・。
そんな経験をしている店長だからこそ、
クリーニングEPO(エポ)は衣類のメンテナンスショップとして
キレイに洗い、しっかり仕上げることにトコトンこだわっています。
そのために大切なことは・・・。
あなたが病院にかかった時を考えてみてください。
症状を聞かれたり簡単な検査をしますよね。
実はクリーニングも全く同じことが言えます。
私たちは、衣類にとってのお医者さん。
的確な処置をするには着用されていたお客様からの情報が頼りです。
しかし、衣類は口を開いてはくれません。
その分、受付時の診断に時間をいただくこともございますし、
受付後、異常が発見される可能性もあります。
あなたが家族を病院に連れて行った時、
患者さんの状況を知っているように
衣類のことも知っておいていただきたいのです。
糸が作られる時から様々な加工剤が使われ、より細い糸を切らずに織物にします。
出来上がった織物や編物に、もっと雰囲気を与える加工剤が用いられる場合がよくあります。
ちょうど、シャンプーの後、リンスやトリートメントでお手入れをされるようなものです。
こんな加工剤によってお化粧されてますと、クリーニングすることで加工剤が洗い流されてしまうこともあります。
風合いが変わった・・・などのトラブルはこんなことが原因です。
最初に用いられたお化粧の詳細を知ることはできません。
出来る限りの手立てを考えても完全な再現は不可能です。
ある程度の変化は起こりえるものとしてご理解ください。
ヨーロッパブランドの高級衣料品をお持ちの方も多くなりました。
しかし、気候の違いや衣類に関する意識の違いを理解して着用されている方は少ないようです。
年間を通じて雨が少なく、湿度が低いヨーロッパでは日本ほど汗をかきません。
鮮やかな染色も、使用やクリーニングによって、脱色することを前提にして作られているものも多くあります。
特に現在のヨーロッパでは、環境問題から使用できる染料が限定されいて、汗や紫外線によって変退色が起こりやすい衣料品も増えているのが現状です。
高いからといって長く着られるとは限らないことをご理解ください。
国内で販売される衣料品には、家庭用品品質表示法によって素材と使用率の表示、洗濯方法、販売者名(または製造者)の名称と連絡先(住所もしくは電話番号)の表示が義務付けられています。これらが表示されているのが「品質表示」です。
また、その衣類が持つ特性や必要な対応策などが表示されているのが「付記表示」です。
これらに表示されている特性上生じる変化に関しては、お客様も了解済みとして取り扱うことになり、クリーニングによるものではないと判断することになりますのでご理解ください。
品質表示と付記表示は、クリーニング方法を検討する際に無くてはならないものです。
切り取ったりしないようにお願い致します。
大切な衣類を長く良い状態で保つためのお手入れは、私どもとお客様との共同作業だと考えています。
お客様から衣類の状況をうかがいながら、クリーニングのプロとして最適な方法でメンテナンスさせていただくことを心がけています。